
国内、海外を飛ぶ客室乗務員になりたい!

子どもの頃に合ったグランドスタッフさん、かっこよかったなぁ。

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航空業界へ就職するための心を鍛える10のこと そのうち今日は3つをお届けします!
空を仕事にする!
将来の夢を描き、客室乗務員(CA・FA)・グランドスタッフ(GS)を目指される方が多くいらっしゃいます。
コロナが落ち着き、採用試験も再開。
皆さんは空を仕事にするマインドは備わっていますでしょうか。
今回は、「客室乗務員になる」「グランドスタッフになる」と決めた方の自分の磨き方3つをお伝えします。

なぜ客室乗務員・グランドスタッフになりたいの?
一度考えてみましょう。
「なぜ、客室乗務員・グランドスタッフになりたいのでしょうか。」 実はこの質問、採用試験で答えられない人が多いのです。
国内、海外に行けるから・・・
子どもの頃に接した社員の人が優しかったから・・・
実はこれだけのエピソードでは「なりたい」信念が弱いです。
受動的な動機ではなく、自分の心の中から出る「動機」を探し出しましょう。
客室乗務員・グランドスタッフに求められる要素 3つ全体像
1.自分から進んで挨拶ができる
2.自分の感情をコントロールできる
3.初対面の方とも協調性を持って何かを成し遂げることができる
今、「目新しいことがないから読み飛ばそう。」と思いませんでしたか?
「知っている」と「行動できる」は違います。
エアライン講師として15年以上勤務していますが、ここで明暗が分かれます。
もう一度、初心に戻りましょう。
1.自分から進んで挨拶ができる
挨拶する習慣がない人は、採用試験でも自分から挨拶はできません。
それは挨拶をするタイミングを知らないから。
厳しいことをお伝えしてしまいましたが、採用試験では多くの受験生、面接官と出会います。最終面接は身体検査もあるため、検査スタッフの方とも慌ただしい中で挨拶をすることになります。
どのような状況でも自分から挨拶はできていますか?
挨拶の語源をご存じでしょうか。
禅宗で問答を交わして相手の悟りの状況を試すことを「一挨一拶」と言います。「挨」には「押し開く」「互いに心を開いて近づく」という意味、「拶」には「迫る」「擦り寄る」という意味があります。「挨拶」にはお互いの心を開き、相手の心に近づくという意味があります。常用漢字ではないため、「挨拶」よりも「あいさつ」と書くことが多いですが、こちらでは本来の意味をお伝えするためにも「挨拶」と記載します。
挨拶ができるようになったら、ぜひその挨拶に一言加え、会話を広げましょう。客室乗務員・グランドスタッフになるには、お客さまに心を開いていかなければなりません。

2.自分の感情をコントロールできる
自分の機嫌を自分で取ることはできますか?
会社によって異なりますが、客室乗務員だと国内線だと最大4便、短いフライトが多い会社であれば最大6便を一日にフライトします。国際線であれば一日10時間以上のフライトがあり、その中で自分の気持ちの揺れが多く発生します。グランドスタッフであれば、早番、遅番、空港によっては夜勤もあります。
お客さまからご指摘を受けた、先輩から厳しく指導されたなど。それ以外でも、家庭、友人関係、その他さまざまなトラブルが発生します。
友人、家族、一緒に働く仲間に「今日、機嫌悪いの?何かあったの?」と言われている方は要注意です。自分の感情が顔、態度に出やすい傾向があります。
自分の機嫌を自分で取るためにも、感情を表現するのではなく、「いつもより機嫌が悪いな。」「今、イライラしているな。」という自分の感情に気づきましょう。
切り替える方法を知り、ストレスコントロールができること。これは航空会社に就職するだけでなく、生きる上で必要な能力になってきます。
ストレスを感じたときは人それぞれ解消方法が違います。自分に合った解消法を見つけましょう。
3.初対面の方とも協調性を持って何かを成し遂げることができる
私が現役だったころ、客室乗務員が在籍する基地が5か所あったため、常に初対面の方とフライトをすることが多くありました。現在は、ベースが集約されており、初対面の方とのフライトは以前よりも減っているかもしれません。
しかし、規模の大きい会社であれば社員数も多く、1機に乗務する客室乗務員数が多いため、初対面の方とのフライトも増えてきます。
ここで必要なのが「挨拶」。そこから関係構築がスタートします。そして、状況を判断し自分から進んでお手伝いをします。
普段の生活の中で、周りの方が声を上げなくても進んでお手伝いはできていますか?
仕事、アルバイト先だけでなく、歩いている時、買い物中、電車、バスの中で、自分から進んでお手伝いはできていますか。見て見ぬふりをする癖のある方は要注意です。
また、相手に求めてばかりいないでしょうか。なぜ困っていたのに手伝ってくれなかったの?という思考の方は改めましょう。
自ら与える人になり、初対面の方とも助け合える関係を築きましょう!
お客さまに感動をご提供するためにも、身近にいる人を感動させ、喜ばせる協調性を持ってください。

毎日、心を動かしましょう
今日、感動したこと、感謝したことはありますか?
自分の「心」に気づけない方は相手の心に気づくことができません。お客さま、一緒に仕事をする仲間への気づきの心を養うためにも、日々の自分の心に気づきましょう。
私は、日記を書くことをお勧めしています。書くことによって伝える力も身に付きますし、今後のエントリーシート作成、面接でも伝える幅が広がります。
スマートフォンに日記を書くのもいいですが、文字を書くと記憶に残りやすいです。ぜひお気に入りのノートに文字を残してみましょう。
次回も航空業界で働くための心を鍛える10のこと そのうち3つをお届けします!
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